モンキーハウスへようこそ

誰の役にもたちたくない

MY BABY BOY

f:id:nob9009:20161121235439j:plain最近、だれかが使用済みにしたままのコーヒーフィルターに、そのまま上からコーヒー粉を入れてお湯を注いだり、シャンプーとリンスを同時に手のひらに出して頭を洗ったりと、生活が雑になった。ちゃんとやろうが差は大して変わらないというより、差がわかるような繊細な人間ではないですので、差があろうが気にしない雑な性格ですので、一つ一つの動作の手順を、なんら意味を覚えずに省いたらそうなっていた。

 

物置と変わり果てていた、昔過ごしていた部屋がようやくようやく物が片付けられて、1人くらいの人間ならなんとか引きこもれそうな空間ができたので、そこにわずかばかりの家具をのそのそと持ち込んで、机とイスと布団とパソコン、本棚は諦めて段ボール箱にいれたまま、新しく買って増えた分の本は、その辺に積んだ。皮肉なことに1人暮らしの時分と同じ家具の配置になっていたので、すんなりと腰を落ち着けました。壁には学校を卒業して家をでたときのままで、ポスターや切り抜きなどが所狭しと貼ってあり、私の青春そのものが(私に青春などと呼べるようなものがあったかは知りませんが)そのままの形で鎮座しており、過去の自分と向き合っているようですこし恥ずかしくなりました。使ってないタンスがひとつあり、他に置く所もないのでそのままにしてあって、服など一着も入ってないので、タバコを一箱いれました。

 

28になって、ロックスターは27で死ぬ27クラブというものがありますが、私はヒップホップを聞いて育ったので、ラッパーは27歳で死ぬ必要がありませんので、死なないことが分かったので、タバコを吸うことにした。父も兄も良く吸う人で、反面私は全くタバコという物には興味がありませんでしたが、常に生活環境の間近にあるのに、自分の生活には縁がないないもの。例えば二次元のキャラクターに恋するオタクの三次元の女性の様に、目がいい人の眼鏡の様なもので、今こうして手にするようになったのは非常に不思議なものだ。特定の条件下でしか吸いませんので(その条件ですら非常に曖昧なのですが)、持ち歩くという習慣もなく、吸いたくなるという感覚も分かりませんので、こだわりの銘柄というものがなく、その場に居る人に貰って吸う。生活習慣に入るほど依存はしていませんが、少し申し訳ないという気持ちになりましたので、なにがいいか銘柄を漁って、ある作家が愛煙していたものにしました。タバコは私の中でまだかっこいいものだと思っている中二病のようなものがあって、コーヒー&シガレットが未だにかっこいいと思えるかはわかりませんが、このタンスに入っている一箱を吸い終わる頃には29になっていて、雑な吸い方をしている